秘教日記

巡査が二名来て、言われたのに、「息子さんの心にはこのような穴があいているのですよ」。この言葉の意味を理解しないまま過ぎてしまった。
この頃、別居の状態の中、主人の父親を引き取る話がもちあがり、夫は無理を承知で引受け、夫も父親と息子の面倒を見てくれていた。息子は最初の頃は受入れもよかったものの、次第に拒否をするようになり、失業した夫を「なんで、仕事に行かないのだ」とののしり、仕事に出始めると「仕事に行かせん」と揉める。このような状態でしか関係がもてない状況が続く。そして主人も自宅から追い出される事態となってしまった。自宅から息子に追い出された夫がＵアパートに来たものの、娘は夫の入室を嫌がり、やむなく夫の住むアパートを探すことになるが、いつも目先の対応に追われるばかりで、なんの方策もなく自分たちだけで抱え込むことが限界に達していた。

フランシスコ教皇の日本訪問
TVニュースが教皇のメッセージの言葉を伝える。そして被爆者で核兵器の残虐性を発信し続けてきた人々と抱き合う姿を映した。TVを見ている者にも不思議な感動を与える。
教皇のメッセージのシンプルな言葉が耳を傾ける私たちの心に強く響いてくる。“私たち一人ひとりが核兵器は要らないと、声を挙げなければならない”“核抑止力として使われる核兵器は今や周辺諸国に脅威を与え、それは脅迫のようなもの。脅迫は犯罪行為と同じ。
核兵器を製造し、それを持つことは犯罪です“”私たち人類は過ちを犯す可能性を持っている“
今この時に教皇が世界で唯一の被爆国である日本を訪れてミサを行い、核兵器廃絶のメッセージを発することの意味を私たちは深く心に刻まなければならない。
教皇は強い言葉で日本政府に核兵器禁止条約への参加を促した。