秘教日記

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新しい時代に人は大いなる目的を持つ。人類がイニシエーションの 道を発見し、それを辿ることになるということを、ハイラーキーは 予言しています。エベレスト登頂を成し遂げた人々が出現したことは、 ハイラーキーの予言が正しく実現される証しです。世界最高峰登頂の 出来事は、イニシエーション達成の予兆となっています。

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閉じこもりについて(21)(家内の手記の続き)

2019年12月10日 · コメント(0) · 日記

千葉での生活。
行き先もわからず、暫く音信が途絶える。が、息子は自活し一人生活を切り盛りしていた。
平成十三年の初冬。○○高等学校の教師から夫あてに手紙が届く。息子さんは大検の準備を希望されている。過去にこだわらず、学資を用立ててもらえないかとの打診だった。息子の希望を叶えるべく、手続きをする。その間にも、英語の勉強を続けたいと学費の援助を申し込んできた。国語、英語、理科が得意。数学が苦手教科。最後まで数学はなじめないようだったが、大検に合格する。
何年か前、三人でラーメン屋での会食の時、「○○(姉の名)は今どうしている」と尋ねる息子に、「今、フランスに行っているよ」。この時、息子の顔が一瞬変わったのに気付いた。娘は子供の時、ベルサイユのバラというまんがに憧れ、いつかあんな素敵なお城へ行ってみたいと思っていたと語ってくれたことがあった。フランス語はその為に必要だからと、駅前留学に通って勉強していたのだ。高校卒業後、わが家の経済状態では大学は無理とさっさと諦め、専門校を探し東京へ飛び立って行った。卒業後、フランス短期留学を試み、娘は一貫してフランスにこだわっていたようだ。息子の思いの中に変化を生じさせた出来事だったと思う。その事件があって、息子も対抗心を持ったのだろうか。ドイツ、フランス、スイス、イタリア、オーストリア、アメリカと自分で計画し、ユースホステルに泊まりながらの貧乏旅行を続けていた。ドイツに興味を示していた時の話し、自然を非常に大切にし、エコ精神も素晴らしい、日本人に似て几帳面だ。街並みがシンプルで、歩道と自転車用道路と車道が別れ、電車レーンもあり、実に合理的だったと話し、日本が見習うべき箇所が多くあると言っていた。異文化に触れ、収穫も大きいようであった。
現実は楽しいことばかりは続かないのが常。辛い経験もしていた。ある職場で、改善案を提案したところ、生意気だと受け取られ、職場のチームからハバにされ、当社には適さないとクビになったと聞く。またある職場では、職人は自分が受けた仕打ちを後輩にぶつける。いやな環境だなとこぼしていた。

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