友人が、お寺の除夜の鐘を深夜年明けの時間でなく、昼間
に鳴らすことを要望されていると、お寺の存続はどうなる
?とメールで尋ねました。
すぐには、お寺の鐘の存在意義がなくなることはないに
しても、お寺の梵鐘の存在意義が現代人の頭から失われつ
つあるなかナ、と思う出来事でした。
除夜の鐘だけでなく、各地でお墓しまいが行われている
ことが、ニュースになったことがありました。核家族化と
家族制度が大きく変わり、少子高齢化社会となり、遠くの
お墓をお参りするのに、子孫の負担が大きくのしかかり、
これまでのお寺の制度が崩壊しかかっているかもしれない
。
ここに来て、今回の除夜の鐘の問題が持ち上がってきた
。かつては仏教の霊的教えが和尚さんから民衆に伝えられ
人々は鐘の音に耳傾け、その音の波動に集中して心の悩み
から解放されたに違いない。しかし、現代の人々がお寺や
教会の鐘の響きに意識を集中して、情緒的トラブルを忘れ
去るということはなくなりつつある。
それと言うのも、現代の人々は激しく大きく響く騒音に
囲まれて生活していて、鐘の響きの効果に思いを致すこと
がなくなっているからと私は想像している。
お寺を守る新しい住職の方は、檀家の人々を引きつけて
おくために、これからは仏の教えを普及させる独創的工夫
が求められます。
除夜の鐘
2019年12月22日 · コメント(0) · 日記
タグ : 仏教
コメント (0)
コメントはまだありません。