秘教日記

今年最も話題となっていて、流行語大賞に選ばれた言葉はONE TEAMという言葉です。日本でラクビーW杯が開催されて、ワンチームを標語にして、チーム力を最も発揮した日本のラクビーチームが、かつて経験したことのないベスト８に入るという目標を達成した。ワンチームとはグループが一体となることである。日本には６世紀、聖徳太子の十七条の憲法に書かれている「和を以って尊としとなすべし」という言葉にあるように、”和合“の伝統があります。
西洋では、フランスの作家アレキサンドル・デュマの「三銃士」の“一人は三人のために、三人は一人のため」という標語がチーム力のことを取り上げています。
この時期にスポーツ界で日本チームの活躍からチーム力の大切さ、特別なプラスαの力がチーム全体に加わることが、世界の人々に強く印象づけられました。
チームが一体となって、一致団結すれば、構造的に最も安定した三角組が巨大な力を生み出すことができる、というのは秘教科学です。アリス・ベイリー著「光線とイニシエーション」の“トライアングルの科学”をご欄下さい。
現在、地球は環境汚染・異常な温暖化という危機に瀕しています。これを食い止めるために、人類全体がワンチームという新たな認識で力を合せ、解決しようと意思することが必要だと思われます。
スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんが必死に即刻温暖化対策をとるように、各国の政治リーダーたちに訴えている。それにもかかわらず、ブラジル大統領を初め、トランプ大統領、プーチン大統領らは、若い人から、自分たちの温暖化対策の生ぬるさを指摘されたことが不愉快だったのかトランプ大統領はトゥイッターで皮肉っぽくグレタさんを“ガキ”と呼び棄てて、一笑に附すようなコメントを発信していた。
私は、肉体的には16歳と若いグレタさんは、肉体的に老齢であるトランプ大統領やブラジル大統領ジャイル・ボルソナーロ氏よりも遥かに魂年齢が高いと理解しています。
若いグレタさんは地球全体のことを心配しているのに対し、トランプ氏や今のブラジル大統領は自国のことしか考えていない。自国のことしか考えない首脳が多い現在の地球はこのままではグレタさんが心配するように、危機に陥るかもしれない。
人類は“ワンチーム”をモットーにして、環境対策に取り組まなければ2030年までに地球全体の平均気温の上昇を2℃以下におさえることはできず、現在も既に多い、気候変動が元の原因と考えられる多くの自然災害が益々増えて来ると予想される。