秘教日記

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新しい時代に人は大いなる目的を持つ。人類がイニシエーションの 道を発見し、それを辿ることになるということを、ハイラーキーは 予言しています。エベレスト登頂を成し遂げた人々が出現したことは、 ハイラーキーの予言が正しく実現される証しです。世界最高峰登頂の 出来事は、イニシエーション達成の予兆となっています。

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病棟

2019年12月28日 · コメント(0) · 日記

今日のブログは秘教と無関係です。私が入院している病院
の病棟の様子を書きたい。
この病棟は主に脳神経系の難病患者が入院している。リハ
ビリに努めなければ、筋肉が固まって日常生活に支障をき
たす。脳梗塞などを患い、半身不随になり、手足が自由に
動かせなくなっている患者さん、パーキンソン病や私同様
脊髄小脳変性症などの難病にかかっている人ばかり。深夜
、大声で苦悶の声を挙げ、その声は建物の3階にある20
室ほどのこの病棟全体に聞こえてくる。
私は6人部屋にいるが、両隣のベッドの人はパーキンソ
ン病患者で、一人は元商社でマネジメントの仕事をしてい
たと話していた。もう一人の人は、夜中にベッドから自分
だけで体を離すと、ケタタマシク警報が鳴るセンサーがと
りつけてあり、看護婦さんたちが、その音を聞きつけて走
ってくる。私の斜め前のベッドに寝ている人は、寝言を言
っているのか、幻影が見えるのか分かりませんが、はっき
りしないしゃべり方で、「ハヤシセンセー、ハヤシセンセ
ー・・・」と叫び、「カエレ、カエレ、・・・」と大声で
叫ぶ。オムカエの霊存在が見えているのかと、私は想像してい
る。
食事時は、一人で食べられない人や誤嚥の怖れがあり、
看護婦の見守りやお手伝いが必要な患者さんたちが十人ほ
ど食堂に集まって食べる。単独で食べる人、家族の世話が
受けられる人は自分の病室で食べる人が多い。私は単独で
食べられるが、食堂で食べている。一人のおばあさんは、
ペースト状にしたものを看護婦さんがスプーンを口まで運
んで食べさせているが、なかなか食がはかどらず、おばあ
さんは口をオチョボ口にして、食べるのを拒否しているか
のようである。看護婦は「食べないと元気になれないよ」
とか「元気にならないとお家に帰れないヨ」「せめてお薬
だけでもお口に入れて」と懇願する。おばあさんは食欲が
ない。だけど、看護婦さんたちは仕事柄、無理にでもおば
あさんに食べさせたい。私は樹木希林さんの言葉を想い出
した。“せめて死ぬ時ぐらい好きにさせてよ・・・」。

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