秘教日記

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新しい時代に人は大いなる目的を持つ。人類がイニシエーションの 道を発見し、それを辿ることになるということを、ハイラーキーは 予言しています。エベレスト登頂を成し遂げた人々が出現したことは、 ハイラーキーの予言が正しく実現される証しです。世界最高峰登頂の 出来事は、イニシエーション達成の予兆となっています。

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想念帯

2020年01月10日 · コメント(0) · 日記

相模原障害者殺傷事件の被告人の裁判員裁判が行われて
、傍聴希望者が殺到している、というTVニュースを聞い
て、思い浮かべることがありました。被告人は元施設で
職員として働いていた。その時はどのような心境だった
のか、チラッと関心が湧きました。
報道によると、被告人植松聖は、裁判途中で、自分の
指を噛み切って自殺を図ろうとして、裁判は休廷となっ
た。
植松被告の弁護人たちは、植松被告の精神は責任能力
を問えない状態にあったとして、無罪を主張していると
いう。
私が思い浮かべたことは、想念帯が個々の人に備わっ
ているということ。想念帯という概念は私が知る限り神
秘家のルドルフ・シュタイナーが最初に述べたもの。私
は学生の頃、彼の著作集の中の「いかにして超感覚的世
界の認識を獲得するか」という本を読んで、人智学に興
味を持ち、シュタイナーの著作集を次々に読み、そのな
かの「アカシック年代記」という本に書かれている概念
である。その本によると、宇宙には超古代から現在まで
の全人類の想念の記録が残っている。
「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」という
本を読んで、イニシエーションということに興味を持っ
た。超感覚的世界の認識とは、一種の透視能力のことで
ある。しかし、世の中には所謂低級神秘力の透視能力を
超能力と称して、その能力を誇示し、人よりも自分の方
の見方が正しいという考えで権威主義的に振る舞い、人
を誤った方向に導く人もいる。そのことを知ってからは
、シュタイナーの著作に対する関心がヤヤ失せてしまっ
た。それに、超感覚的世界の認識を得ることが、イニシ
エーションの必要条件であるかのような本の書き方に大
きな疑問がわいた。
しかし、想念帯という概念には強く惹かれるものがあ
った。そのご、チベットの「死者の書」やスエーデンボ
ルグの「霊界探検」など、死後の世界を描いた著書を読
むうちに、人が肉体を棄てると間もなく自分が生前想っ
たこと・言ったこと・行ったことを、どんなに些細なこ
とも悉く思い出し、一つひとつ検討して物質界の時間の
概念で言えば、何百年という歳月を霊界で過ごし、一つ
ひとつに自分なりの正悪の評価をつけ、次の生涯のプラ
ンを練る、という記述を読んで、宇宙に全人類の想念帯
:アカシックレコードがあるなら、個人々々にもそのよ
うな想念帯があるに違いないと考えるようになりました

犯罪者は自分が行った行為・想った想念を一時忘れた
かに見えても決して忘れることはできない。他の誰も見
ていないからと言って、間違ったことをしても、自分を
偽って忘れ去ることはできない。無罪となろうが有罪と
なろうが、他者の生命の物質界での貴重な経験の機会を
奪った負のカルマの埋め合わせをこれからの輪廻転生で
行わねばならないだろう。有罪となって死刑判決が言い
渡されても、被告人の反省する気持ち・後悔する気持ち
が生じなければ、次の生涯でも同じような犯行を冒すか
もしれない。無罪判決がなされるとは考えにくい。
かつてヨガの師匠は、「地獄の鬼とは自分自身の魂の
ことである」と語った。魂意識を持つ持たないに関わら
ず全ての人に想念帯があり、思ったこと・口に出したこ
と・行ったことのすべての記録が残されている。

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