昔、ヒラリオン覚者(前世はペテロだったと言われている)の教えを学んだ。その教えの中に、分子のエネルギー授受の説明がありました。それによると、分子が(分子に意識があるかどうかは後の研究)電子を発射して、他の分子にマイナスの電子を渡すと、その電子が占めていた所に新たな電子を取り込むまで、真空状態がつくられます。謂わば、空席となった電子の位置に、今度は別の分子から電子を取り込み、原子核の+の陽子と原子核の周りを回っている―(マイナス)の電子のバランスをとろうとします。かくして、エネルギーの授受が行なわれ、分子は他の分子に与えたエネルギーを他の分子から受け取ります。
このエネルギー授受の仕組みは、宇宙の全てのものにあてはまり、小は原子から、人間は言うに及ばず、星々にいたるまで、同様だと示されています。
つまり、このエネルギー授受の仕組みはこの宇宙の二大法則の一つ、カルマの法則の基礎です。私たちが他者を呪えば、その想念を通して相手に送り届けられるエネルギーは自分のエネルギー場であるオーラに空白状態(エネルギーの真空状態)を作り、他の誰かから同じ種類の呪いの想念エネルギーを受け取り、空白が満たされるまで、そのママの状態を続けます。他の人に善行のエネルギーを想念、言葉、行為の何れかで、注げば、同じ種類のエネルギーを他から受け取る。
マイトレーヤは、奉仕を通して成長するように私たちに促している。
“・・・正しい奉仕を通してのみ、
神への道を歩むことができるのである。
再教育、再建設、そして変革の仕事を、
あなたがた自身の任務としなさい。
・・・“(メッセージ第13信より)
私たちは、これまでのいくつもの生涯で、自己保存のために他の存在のエネルギーを奪い取ってきました。とりわけ、動物王国で過ごしていたときには、他の命を奪ってきたと思われる。だから、覚者となる前には、これまでの生涯におけるカルマ的負債を償還するために、聖者たちの中には悲惨な人生を送る者が多いと言われています。ミラレパはそのような人生を送りました。イエスの磔刑は第四イニシエーションの過程を象徴的に表したものだと言われています。
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