秘教日記

アリス・ベイリー著「秘教占星学」を読むと、運命学と占星学は深い関連性があることを知ります。誰もが人生の終盤には自分の人生を振り返って、運勢の浮き沈みがあったことに思いを致す。占星学で水瓶座（法併宮）のサインは二本の波線であらわされる。交流電気の電圧もこのような波形で示す。その他、株式市況の株価の変動も上がり下がりの波線で描かれる。
一国の指導者たる人が国の盛衰があることに、気づかないはずはないのだが、勢いの良かった頃の思考法を持ち続ける。自分の国が強大だからと言って、弱小国に横柄にも軍事力を見せつけ、覇権を握ろうとする。やがて、「アリとキリギリス」のグリム童話にあるように、国力が衰亡したとき、弱小国の援助を希わなければならない。
２０世紀初頭には、最大の豊かさを享受していた米国は、敗戦国日本の思いやり予算なくしては、軍事力の優位を維持できなくなりつつある。今は盛んな中国も何年か後には米国と同じ轍を踏むだろう。