秘教日記

　最近では、魔術に関することが話題となり、魔術的なことについての関心が高まっている。映画「ハリーポッター」や「魔女の宅急便」の興行もさることながら、テーマパークのアトラクションも“魔法“をテーマにしたものが人気を博している。子供だけでなく、大人も「取り寄せの術」を実践している。 　「アラジンの魔法のランプ」の話しは昔のアラビヤの王 様に語る「千夜一夜物語」の中にある話しで、小説の話し と思えるかもしれないが、この物語はアトランティス時代 に実際にあった話しを元にしている。アトランティス時代 には、覚者方が弟子たちに「アラジンの魔法のランプ」に あるように、弟子が必要とするものを“取り寄せの術”を 使って、取り寄せる魔術をおしえた。だが、弟子を含め当 時の人類は“欲望”性質である情緒体（アストラル体）を コントロールするメンタル体（識心体）の発達が不十分で 、自分の欲望をコントロールできず、欲しいと思ったもの を際限なく、とりよせた。「アラジンの魔法のランプ」の 物語にあるように、ご馳走を山と取り寄せ、友人・知人た ちと大宴会を行っていた。こうして、人々は進化するどこ ろか、破滅の道に進むことになりました。この欲望をコン トロールできず、破滅の道を進むことになったケースは、 帝政ローマ帝国の貴族たちの生活スタイルにも見ることが できます。欲望の赴くままに、必要以上に欲しいものを取 り込む人々を見て、覚者方は、自分たちの魔法のやり方を 弟子たちに伝授したことが、時期尚早であったことを知り ました。それでアトランティス文明を終わらせることを決 定し、辺境地域に隠棲し、ノアの箱舟伝説へと繋がったの です。この時、ハイラーキーの第一光線のマヌの部門のマ ヌは、聖語を発声して、大陸を水没させたと秘教は伝えて います。 　因みに、禅寺の入口の石柱に、「吾唯足るを知る」と文 言が、口の字の部首を中心にして、貨幣のようなマークで 書かれています。欲望をコントロールするメンタル体の発 達が今の文明に於いても課題となっています。 　神の大計画は、肉体・情緒体・メンタル体・ブッディ体 ・・・と次第に上位の体の育成をめざす。 ·