基本公理一の言明に、この宇宙は“・・・一なる生命は 、物質を通して顕現し、意識という第三の要因を生みだす 。この意識は、霊と物質という二つの極が統一した結果で ある・・・”と述べられていて、次のような二極が、表に 示されていた。
霊の様相 物質様相
生命 ・・・ 形態
父 ・・・ 母
積極 ・・・ 消極
暗黒 ・・・ 光
霊と物質が統一され、その結果、第三のもの:意識が生 まれ、基本公理二の言明がなされる。私たちは普段の生活 の中では、意識が存在していると自覚することは殆どない 。二者択一を迫られ、どちらかを選ばなければならない、 などの事件が起こった時以外、意識の存在に気づかないこ とが多い。 私ごとで、恐縮ですが、意識の存在に初めて気づいたの は思春期の時で、肉体がどれほど疲れていようと、疲れる ことも、倦むこともなく、活動し続える意識の存在に気づ いて驚いたことを懐かしく思い出す。 その意識に二極があることを知り、次第に魂意識と肉体 意識という二極が自覚できたのは、それからかなり後のこ と。形態にも独自の意識があり、それは霊的トリアッドの 光:智恵となっている。霊の様相の意識とは、魂意識のこ とで、一般には良心として認識されている。父性も母性も どちらも、魂意識と理解されるようだが、肉体の意識:パ ーソナリティーの意識と区別できる。 ともあれ、私たちには魂意識と肉体意識の二極が存在し ていることを自覚しておきたい。
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