「貧すれば鈍する」。この諺が真実の言明であり、大切な 教訓となっていることを知ることができたのは、自分の生 活費が少なくなり、貧乏生活を余儀なくしている時期には 、魂意識で生活し続けず、折あるごとに、肉体意識で生活 していることに気づき、魂意識との違いを認識する。 私は、老人ホームに入居していたとき、一人の高齢の婦 人から、「吉祥如意」という標語を教えて頂きました。 魂意識に焦点を当てて生活する、つまり、どれほど貧乏な 生活・どれほど危機に瀕した生活になろうと、魂意識を忘 れず・失うことなく生きているなら、物事は自分の都合の よいように、思い通りに進行する。「吉祥如意」という標 語は、このような意味だと、最近しみじみ感じています。 肉体意識で行動すると、都合よく物事が進まないことを しばしば経験する。例えば、傘を持たずに出かければ、帰 宅時間に土砂降りに会うとか、財布を落としてしまうとか 、ガッカリすることを経験する。ナチスに捕縛されて、自 分の生命が危機に陥っても、仲間の人々を助けようとした 、ハンガリーの五人の魂意識を忘れなかった青年たちのよ うに生きたい。
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