基本公理一から霊は物質を経て表現する過程で、意識とい う三番目のものを生み出したということから、基本公理二 が言明される。そして父と母と子という三位一体の真理が 生じたところまで考察した。意識には魂意識と肉体意識と いう二極があり、私たちは普段の生活の中では二極のいず れの方に自分の意識が寄っているかを認知することがない 。自分の欲望に従って生活している。二者択一の場面に直 面すると、魂意識を認知している人は、自分の肉体意識、 即ち、利己主義的思いから離れて、義務とか約束とか人情 ・犠牲・奉仕などの他者を大切にする思いに傾く。自己中 心的考えと愛他的考えが天秤の両端に位置し、魂意識に目 覚めている人は、愛他的考えにより傾いて行くかもしれな い。いずれにしても、日常生活を体験することで、私たち は両極の意識の間をあちらこちら移動して物質生活を送っ ている。あの世の生活はこの世での日頃の意識がどちらに より傾いていたかによって定まるようである。そして、次 の生涯の環境はあの世での意識の持ち方が、どちらに傾い ていたかによって決定されるようである。
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