とりわけ、自分の考えや見解が周囲にいる人達と違うか も、と感じるときには自分の見解を述べるのは勇気が要 る。 JOC会長の森喜朗氏の女性蔑視ともとれる発言がニュー スで話題になっている。この発言がきっかけとなって、 日本の世界標準から遅れた権威主義的風潮が露呈した。 女性の進出と活躍が男女平等の雰囲気のある欧米諸国と 比べて、日本の指導者層の意識の中に、戦前の男尊女卑 の考え方が澱のように、残存しているようだ。 何はともあれ、若い人々から森氏の発言に対する疑義 が発言されたことは、日本は世界標準に方向転換をしよ うとしていることが伺えて悦ばしい。ところで、周囲の 多くの人々と異なる見解を発言することは、まことに勇 気が要る。マイトレーヤからのメッセージにも次のよう に述べられている。 “・・・あなたがたの中に、わたしがここに存在する ことを知りながら、 幻影の中に、夢の中にわたしを見ていながら、何も語ら ない者がいる。 何故にこの驚嘆すべき不思議をあなたがただけのものに しておくのか。 わたしの民は、真理を求め、光と救援を求めて叫ぶ。 彼らに、わたしが戻ってきたことを、わたしがここに存 在し、彼らのために働き計画を 立てていることを、知らせなさい。・・・“(メッセー ジ第22信より) 周囲の人々は、目に見える事物、科学的に証明された ことや権威者の述べたことなら、すぐに信じてもらえる 。 しかし、自分だけ体験していて、共通の体験がなければ 、愚人扱いされるか、狂人扱いされる。よくても、一風 変わった変人扱いされるのがオチである。周囲の人々と 異なる見解を述べることはまことに勇気の要ることであ る。
コメント (0)
コメントはまだありません。